「先生!急なのですが!」
と、いつもながら久しぶりに急に連絡してくる若社長、Jさん。
ほんまにいっつも急なんですわ。
忙しそうです。笑
ほぼ1年ぶりにやって来た彼。
いつもながらパリッとええもん着てはります。
さすがです。
今回は
縁ある方の披露宴に主賓として列席とのこと。
「とりあえず原稿書いてきたんですけど、、、」
お、では早速お聞かせ願いましょう。
ふむ、ふむふむ、ウンウン、うーん。。。。。。。
およそ5分後、
先生はグッとくるのを抑え必死の形相で言いました。
最高!
Jさん、
選ぶ言葉がもう、珠玉。
俗にある、「ええこと言うてる」のではなく、
一つ一つの言葉が、新郎を思う気持ちであふれています。
新郎となるその方を、Jさんが見つめ続けてきた、
その愛ある時間が見えるようのです。
兄のように父のように彼を祝福していらっしゃいました。
私自身、長年披露宴の現場に携わってきましたが、
本当に秀逸なスピーチは案外少ないものです。
特に主賓の場合は型にとらわれがち。
こ、こんな原稿久しぶりです!
思わず脱帽した先生でしたが、
そのあとはしっかりしゃべる練習を繰り返してもらいました。
喋りもだんだんうまくなるJさん。
最初に来られてからもう長いおつきあいになりましたが
彼がひとまわりふたまわりと大きくカッコ良くなっていく姿を見せていただけるのも
嬉しいことです。