「特殊な同窓会」出席

12日(土)真っ昼間。

 

いきなり催された「特殊な同窓会」に誘われ、急遽予定を変更して出席した。

 

同窓会はこれまでも何度かやっとるようなのですがなかなか参加できずじまいのわたくし、

誘われ電話の会話中に予定変更を決めましたわよ。いきたいもん。

 

かれこれ20年前、ほんの少しの間、一時的に出会った面々がそぞろに集まってくる。

地元メンバー、大阪以外からやってきたメンバー、遠くはアメリカから。(笑)

男女比は半々、年齢はバラバラ。

 

20年前、私は地元にある大きなホールの責任者が企画した

「遊んで作る演劇の素」というセミナーを受講していた。

受講 といっても 遊ぶ だけのセミナーである。

 

遊ぶ とは、

自分を遊ぶ こと。

声を体を心をすべてフル活用して、

仲間との間に生まれる「何か」を面白がる

ただそれだけに集中する企画である。

 

芝居の道を半ばで変更した過去のある私は

捨てきれない思いを昇華させるためにここに入った。

そしてそれは、忘れもしない素晴らしい体験になった。

 

いま思えば、超贅沢なセミナーだった。

メイン講師は

いまや人気俳優、「暇か?」が決め台詞の、「相棒」にずーーーーっとレギュラーで出ている山西惇さん。

 

受講生みんなと、兄ちゃんか友達かのごとく付き合ってくださって、

私たちも「やまにい」と普通に呼んでいた。

 

そのセミナーが半端なく面白くて、

私たちは1期生だったのだけれど、2期3期4期とロング企画に成長。

 

期をまたいで仲良くなった受講生面々は、

その一部とはいうものの、未だ、「同窓会」ができる関係性を保っている。

20年経っているというのに、

それぞれの環境や生活も大いに変わっているというのに、

会った瞬間に「先週一緒に遊んだよね?」くらいの感覚である。

 

見た目や感じが変わらないから?(みんなめっちゃ若見え)

 

かもしれないけれど。

ご機嫌な同窓会だった。

 

いきなりの召集で真っ昼間の割には出席率が高いこの集まり。

個人経営者や、時間自由な責任者になってるコが多数というのもあるけれど

みんな、日程や時間をこの同窓会のためにサクッと調整して出席している。

 

で、「仕事もどりまーす」と遠方へ帰っていく。

 

20年前から

 

「時間」は無くすものではなく、作り出すもの

 

そんな感覚を当たり前に使えてるクールな奴らなんである。

「やりたいこと」には即反応するのが当たり前のカッコイイやつらなんである。

 

よい弟妹がいっぱいいるような、頼れる年下がいっぱいいるような、

不思議な関係性を満喫した短い同窓会。

こんな素敵な人たちと巡り合わせをもらっていたなんて。

 

幸せだなぁ。