22

5月

2010

初舞台

初舞台を踏む・・・・どきどきひやひや と共に、
得体の知れないエネルギーが、体の奥底から突きあがる。
「舞台」をいっぺんやると、病み付きになる。

この感じを、充足感と一緒に今 彼は味わっているだろう。いや。
みんなで反省会かも・・・・

うちの生徒さんで、本格的に舞台役者の道に踏み込んだ Iさんの
初舞台を観に行ってきた。
役者の大多数が、今回初めて商業舞台を踏む。
久しぶりに役者の汗や息吹を間近に吸収できる空間を堪能した。
張り詰めた一生懸命な空気を、ベテランがふんにゃり和らげる。
ついつい、知り合いだから Iさんを追いかけてしまうのだが、
初舞台とは思えぬくらい、声良し、滑舌良し、動き良し、アクセント良し!
すばらしい!役作りもキマッてる。
(ママの引いたレールからそれないために殺人を犯し気がふれたエリート)という設定。

彼の台詞練習に立ち会っていたので、「ははぁん!あれがこうなるのかぁ!」と、

覚えのある場面がやってくると眼が釘付け。
違った目線で観るのも面白い。

作品から送られているメッセージを受け取るのが難しいのが舞台の醍醐味だが、
今回もなんだか、後々で考えさせられた。
内容が深いから、ペロンと眺めているだけでは置いてけぼりにされてしまう。
帰り際、客席から「ようわからんなぁ・・・」との声を拾ったが、
然り。舞台はわかりにくいもんなんです。後から後から。

以下 わたくしの感想ですが、
人って、普通に生活するためには、いい人ぶって、嫌なことは忘れたふりをして、
なんとか自分を善い状態に保っていかなきゃいけないんですね。
いい人でなくてよくて、恨みつらみを即座にぶちまけてよいのなら、
世の中から犯罪や自殺や病気がなくなるのかもしれません。
いやぁ。人の隠された深層心理が「狐」というケモノを媒体にして
舞台のうえにぼろぼろこぼれ落ちてくるようで、どっかりきました。。。

Iさん、出口見送りに姿が見えなくて会えずじまいでしたが、お礼のメールを下さいました。

ええ役者に成長しておくれよ。ぼん。

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